1. 外国人雇用・在留資格
  2. 技能実習から育成就労へ:制度の変更と注意事項
外国人材の受入れ準備について確認する事業者と担当者

外国人材の受入れを検討している事業者にとって、技能実習から育成就労への移行は、人材確保だけでなく、雇用管理のあり方を見直す機会です。制度名だけを追うのではなく、現場で安心して働き続けられる環境をどうつくるかという視点が欠かせません。

1.制度の変更で、何を確認するべきか

出入国在留管理庁によると、育成就労制度は人手不足分野で、3年間の就労を通じて特定技能1号水準の人材を育成・確保することを目的とする制度です。技能実習制度は発展的に解消され、育成就労制度は2027年4月1日に運用開始予定とされています。

ただし、制度の内容や分野ごとの基準、申請手続には更新があり得ます。「今までと同じ書類でよいだろう」と判断せず、受入れを予定する時点で公式情報を確認することが重要です。

2.採用前に整理したい3つの視点

任せる業務を明確にする

どの業務を、どの程度の技能水準で任せるのかを具体的にします。現場の仕事を細かく分け、必要な教育や安全管理も含めて整理しておくと、採用後の行き違いを減らせます。

生活面の支援を考える

住居、通勤、行政手続、日本語での意思疎通など、仕事以外の不安は定着に大きく影響します。誰が相談を受けるのか、困ったときにどこへつなぐのかを、入社前から決めておくことが大切です。

社内の受入れ体制を整える

本人だけでなく、上司や同僚も含めて働き方のルールを共有します。指示を分かりやすく伝える、相談しやすい場をつくる、評価の基準を明確にすることは、外国人材に限らず組織全体の働きやすさにつながります。

3.制度対応を、長く働ける職場づくりにつなげる

制度変更への対応は、書類を整えるだけで終わりではありません。事業の将来像と人材育成をつなげ、本人が成長を実感できる仕事と環境を用意することが、長期的な定着につながります。自社の業務内容や受入れ体制を整理したうえで、必要に応じて専門家へ相談しましょう。

制度の最新情報は、出入国在留管理庁「育成就労制度」で確認できます。


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